必要な道具
 
カイトボードに必要は道具はそんなに多くありません。意外と軽くてコンパクト!軽乗用車でも十分持ち運びできます!道具にも色々な種類がありますが、自分のレベルに会ったギアを選択することも重要です。
まずは何が必要なのか、基本
カイト

●カイト


カイトは空気を入れて膨らまし、空気圧で形を保ちますます。ですので水に落としても浮くので、落ちてもすぐにあげなおすことができるようになっています。
とても軽く、広げると大きいですが収納時はとてもコンパクトでリュックサイズ位の大きさになります。

風の強さによって適応したサイズを揃える必要があり、風の強いときにはは小さいサイズのカイト、風の弱いときは大きいサイズといった具合に、本格的に楽しむためには大(弱い風用17m2〜11m2)、中(中風用11m2〜8m2)、小(7m2〜4m2)と3枚らいは揃えたいところです。また個人の体重によっても選ぶサイズが違ってきます。

カイトの種類も色々あり、いろんなスタイルに適したオールラウンドタイプのボウ型、デルタ型、SLE型のカイト等があり、近年はこれらの種類のハイブリッドタイプが主流になってきています。
フリースタイル向けのC型カイト、ウエイブ向けの動きの早いタイプや、コースレース向けのハイアスペクトカイト、微風専用に設計されたライトウインドカイト等があり、それぞれに適した翼のデザイン(細長かったり、丸っこかったり)が施されています。

初心者の場合、なるべく動きがゆっくり目のマイルドで、風域の広い、低価格な初心者向けのフリーライドカイトを選択するのがポイントです。
新品の価格はだいたい20万円前後です


カイトの前面にある大きく膨らんだ箇所がリーディングエッジ、小さい支柱がバテンで、すべてバルブがつながっているので1っ箇所空気を入れるとすべて膨らむようになっています。
空気圧で支柱の役割を果たすバンテの影響でカイトは剛性を保ちます。主に3つのバテンのものが主流です。

素材
(キャノピー素材のテイジンのテクのフォースマテリアル)

素材構成はメインとなるキャノピー素材は日本製でテイジンのテクのフォースです。
非常に軽量で破れにくく耐久性に優れたマテリアルです。
擦れやすい個所や強い空気圧のかかるストラットには厚みのある、ドイツ製のリップストップダクロンが使われています。
(空気の入る中のチューブ)

中のチューブはポリプロピレンフィルムで軽量でストレッチ性に優れています。
(リーディングエッジとバテン、バルブ、ワンポンプシステム)

リーディングエッジとバテンはバルブとホースでつながっていて、一か所空気を入れるだけですべての支柱に空気が入るようになっています(ワンポンプシステム)。
(ブライダルライン)

カイトの全面側の支柱を支える役割と、風の流れの調整役割のあるブライダルライン。
このラインをコントロールバーと接続してカイトの角度を調整しパワーコントロールをします。

動画でカイトのテクノロジーと素材などを見てみましょう。

コントロールバー!


カイトを操作するために必要なコントロールバーシステムは、手にもつバーと、バーとカイトを繋ぐライン、ハーネスにフックして使うチキンループ、クイックリリースといわれる安全装置などが付いています。新品の価格は7万円前後です。
(バックラインとフロントラインチキンループ)

ラインはカイトのリーディングエッジ前面についているブライダルラインに接続するフロントラインと、カイトの後ろ側のラインに接続するバックラインがあり、ハーネスのフックに接続して使うチキンループがあり、チキンループを支点として体重で支え、コントロールバーを手でもち左右に引くことでカイトを操作します。
チキンループとコントロールバーを前後に引くことによりフロントラインとバックラインの長さが変わることによって、カイトの角度が変わり、それにより得られる揚力(パワー)の調整ができるようになっています。

(安全装置のクイックリリースシステム)

チキンループ上部についている安全装置のクイックリリースシステムは危険時にプッシュアウエイするだけで簡単にカイトを安全にリリースし瞬時に安全にパワーが入らないように1本のラインだけを引き込むようになります。これによりチキンループとハーネスで接続されたライダーとカイトを瞬時に引き離すことができます。
(パワー調整が可能なデパワーシステム)

フロントラインの付け根の手元側に設けられたデパワー調整クリートシステム。
クリートにラインをひっかけて、フロントラインの長さを変えることで、パワー調整がスムースにできるようになっています。
 ボード

●ツインチップボード

ボードはとてもコンパクトで長さは130〜160cm位の、ツインチップボードが主流です。
ほぼウエイクボードと同じですが、カイトボードは荒れた海面で使用することが多く、それ専用に設計されたフレックスやロッカー、アウトラインのデザイン設計が施されていて乗りやすくなっています。


ボードの構成は足を入れるフットストラップとデッキパッド、フィンで構成されていて、エキスパートライダーはウエイクブーツで乗る人が増えています。


種類も豊富でビギナー向けのフリーライドボードや、エキスパート向けのフリースタイルボード、ウエイクスタイルボード、微風専用ライトウインドボードなどがあります。
ビギナーには大きめサイズのフリーライドボードが価格も安く乗りやすくおすすめです。

●ウエイブボード

ツインチップボードの他に波乗り専用に設計されたウエイブボードなどもあります。

 ハーネス

ハーネスは腰に巻くベルトでカイトのコントロールバーのチキンループとハーネス側のフックをつないで使います。ハーネスの役割はとても大切で、いわば代3の手となり、体重でカイトのパワーを支えるようになります。これがあれば非常に楽にカイトを操作できるようになり、うまくハーネスを使いこなせるようになるのが上達の一番のポイントです。

●ウエストハーネス


ウエストハーネスは腰に巻くタイプのハーネスで、主にフリースタイルやトリック向けに作られていて、機動性に優れています。
ただシートハーネスに比べ体重をかけにくいので、長時間のライディングは疲れやすく足への負担も強くなります。




●シートハーネス

シートハーネスはパンツのようになっていて、股からお尻回りをカバーする、はくタイプのハーネスで、パンツハーネスとも呼ばれていて、主にフリーライド〜コースレースなどに適しています。
またから腰に掛けて体重を分散し、しっかり体重をかけることができるので、非常に楽で長時間のライディングにも疲れにくく、特にビギナーの方や、女性、年配の方にお勧めのハーネスです。
フリーライド向けのハイブリッド型のウエストシートハーネスは腰周りのカバー面が広くフックの位置が高めなのでビギナーの方におすすめです。
コースレース用のものはより股に荷重がかけやすいよう浅く、フックも低めのデザインになっていますので、ビギナーの方は少し乗りづらくなります。
ウエストハーネスに比べ、足回りが固定されるので歩きにくくなります。




 リーシュ、ヘルメット、ライフジャケット

カイト、ボード、ハーネスだけでもカイトボードはできますが、ビギナーに絶対必要不可欠なアイテムとして、ボードリーシュ、ヘルメット、ライフジャケットが必要です。
これらのアイテムは怪我等のリスクを減らし、快適に安全にチャレンジするためにも、ぜひそろえたいアイテムです。

●くるくるリーシュ


ボードの流れ止めの巻き取り式のリーシュです。
カイトボード用に開発されたリーシュでコードが3m位伸び、安全性も高く、練習の際、ボードロスを防ぐためにはなくてはならないアイテムです。
一般的なサーフィン用のリーシュだとコードが長すぎてボードや体、ラインに絡まると危険ですので使用しないでください。




●ヘルメット

カイトボードの練習の際転倒や、ボードリーシュにつながったボードの跳ね返りで頭部にダメージを負う可能性が高いので、必ずヘルメットを着用して練習しましょう。



●ライフジャケット



海上で転倒の際浮力を確保するために必要なライフジャケットは、インパクトベストにもなりますので転倒の際のダメージ軽減につながります。万が一海上で怪我してもこれがあれば最低限の浮力は確保できるので是非利用しましょう。

その他にも、季節ごとに必要なウエットスーツ等も必需品といえるでしょう。
ht(c)2015 kiteboard airjunk


*古物商許可認定
 表示 中古道具類の販売許可所持。インターネット、ホームページ、ブログを使った中古道具類の販売許可所持。
古物商許可 愛知県公安委員会 第542781102500号 
 氏名: 森 浩聡